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大宮東高校の偏差値:合格するための最低ラインと戦略を解説

大宮区でプロ家庭教師をしている塚田と申します。今回は大宮東高校の偏差値ついて解説します。

目次

大宮東高校の基本情報

学校の概要

大宮東高校は、埼玉県さいたま市見沼区に位置する公立高校です。
普通科と体育科を併設しており、普通科は文系・理系に分かれ、体育科は体育の専門科目を多く学びます。
生徒数は約932名で、普通科697名、体育科235名が在籍しています。

立地とアクセス

大宮東高校は、さいたま市見沼区膝子567に位置しています。
最寄り駅は東武アーバンパークラインの七里駅で、駅から徒歩約30分、自転車で約10分の距離です。
バス利用の場合、大宮駅から東武バスを利用し、「宮下」バス停で下車後、徒歩約10分です。

学校の歴史

大宮東高校は1980年に開校し、普通科と体育科を設置しました。
1984年には第2運動場(専用野球場)が設立されました。
学校は、埼玉県内の体育・スポーツを牽引する存在として知られています

大宮東高校の偏差値

偏差値の概要

大宮南高校の普通科の偏差値は北辰テストで46です。

合格ラインは内申点は25、北辰テストは45です。
安全圏といえるのは、偏差値48
内申点や特別活動で点数が補える子であれば、偏差値40でも合格できる可能性はあると思います。

大宮南高校の体育科の偏差値は北辰テストで43です。
合格ラインは「内申点24で偏差値44」「内申点26で42」が目安となります。


体育科については、この後の入試要項を見ていもらうとわかるように、当日の学力試験の割合が低く、実技試験が重視されます。そのため、43よりも偏差値が低く30台であったとしても、調査書や実技試験ができていれば十分合格可能です。

偏差値の推移

偏差値については、この10年で大きな変化はありません。
とはいえ、以前よりも倍率が1.0以下の年が高い頻度であり、入学への難易度が下がっているのではと思われます。
公立高校全体にいえることですが、近年は倍率が下がっている傾向があります。

大宮東高校の倍率推移

年度普通科体育科
2024年0.951.05
2023年1.081.11
2022年0.870.99
2021年0.921.11
2020年1.061.11
2019年1.051.11

2022年のみ普通科の募集定員は280人でしたが、2023年以降はこれまで通りの240人に戻りました。
おそらく、試験的にやってみたのでしょうが、結局2022年は0.87まで倍率が下がってしまったことが原因で戻しているのではないでしょうか。
それにより2023年は倍率が1.08と高くなりましたが、2024年は再び倍率1.0を切りましたね。
体育科がある公立高校は周りに多くないため、今後も一定の人気があると推測しています。

大宮東高校と偏差値が近い高校

公立高校

【努力圏の高校】

岩槻高等学校 (普通科)
浦和商業高等学校 (商業科)

【合格圏の高校】

浦和東高等学校 (普通科)
大宮武蔵野高等学校 (普通科)


【安全圏の高校】
大宮工業(普通科)
上尾橘(普通科)
桶川高校(普通科)

私立高校

【上位校】

浦和実業学園高等学校 (普通科進学コース)
秀明英光高等学校 (普通科特別進学コース)
浦和学院高等学校 (普通科進学類型総合進学コース)
国際学院高等学校 (総合学科選抜進学コース)

【普通科以外の候補】

浦和実業学園高等学校 (商業科)
埼玉栄高等学校 (保健体育科)
浦和学院高等学校 (普通科進学類型保健コース)
国際学院高等学校 (総合学科食物調理コース)

【比較的確約を取りやすい高校】

秋草学園高等学校 (普通科AGコース)
国際学院高等学校 (総合学科進学コース)
秀明英光高等学校 (普通科総合進学コース/私立)
自由の森学園高等学校 (普通科/私立)

【比較的確約を取りやすい高校】

秋草学園高等学校 (普通科AGコース)
国際学院高等学校 (総合学科進学コース)
秀明英光高等学校 (普通科総合進学コース/私立)
自由の森学園高等学校 (普通科/私立)

大宮東高校の令和7年度入試要項

普通科

【選抜の基本方針】
・学力検査の成績が良い者、調査書の記録が良い者を優先して選抜する。
・調査書の「特別活動等の記録」、特に部活動に積極的に取り組み成果を上げた者を優先して選抜する。
・学習の記録の得点は180点満点(1年:1年:2年の比率)。

【第1次選抜(80%を入学許可候補者とする)】

・学力検査:500点
・調査書:334点
・合計:834点

【第2次選抜(20%を入学許可候補者とする)】

・学力検査:500点
・調査書:500点
・合計:1000点

【調査書の扱いの詳細】

特別活動等の記録の得点(50点)

・学級活動:生徒会活動等:生徒会長、副会長、その他生徒会役員、各種専門委員会委員長、副委員長、部活動部長など。
・部活動:大会規模(主催者、種目、部門、成績等)により得点を与える。団体種目の場合は登録メンバーのみ得点を与える。
・運動部:全国大会、関東大会、県大会出場等で選手として出場したもの。
・文化部:全国大会、関東大会、県大会等への出場・出展。
・調査書「5 その他」欄に記載された活動のうち、部活動に準じて評価できるものに得点を与える。

その他の項目の得点(15点)
・資格取得等:英語検定3級以上、漢字検定3級以上など。

調査書の得点は「135点」+「特別活動50点」+「その他活動10点」の195点満点を、一次試験、二次試験ともに、500点に換算する、つまり約2.5倍にするということです。

体育科

【選抜の基本方針】

・学力検査と調査書の記録をバランスよく評価する。
・体育適性の優れた者を優先して選抜する。
・運動部活動への積極的な取り組みと実績・成果を重視する。
・学習の記録の得点は135点満点(1年:1年:1年の比率)。

【第1次選抜(60%を入学許可候補者とする)】
・学力検査:500点
・調査書:500点
・実技検査:300点
・合計:1300点

【第2次選抜(40%を入学許可候補者とする)】
・学力検査:500点
・調査書:500点
・実技検査:750点
・合計:1750点

【調査書の扱いの詳細】

「特別活動等の記録の得点(50点)」
・学級活動・生徒会活動等:生徒会長、副会長、その他生徒会役員、各種専門委員会委員長、副委員長、部活動部長など。
・部活動:大会規模(主催者、種目、部門、成績等)により得点を与える。団体種目の場合は登録メンバーのみ得点を与える。
・運動部:全国大会入賞、全国大会出場、関東大会出場、県大会出場等で選手として出場したもの。
・調査書「5 その他」欄に記載された活動のうち、部活動に準じて評価できるものに得点を与える。

「その他の項目の得点(10点)」
・資格取得等:英語検定3級以上、漢字検定3級以上など。

体育科に関しては、あまり学力試験の点数は考慮しなくてもいいと思います。
当日の点数としては1科目20点ほどでも合格できます。
どちらかと、「学校での遅刻や欠席が多くないか」「通知表に1がないか」この2点の方が合否への影響が大きいと考えられます。
内申点は1:1:1であり、他の高校と比べると1年生の通知表も重視されています。

参考資料:令和7年度選抜基準(全日制).pdf
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r7senbatsu-kijun.html

大宮東高校のカリキュラム

普通科

大宮東高校の普通科は、文系と理系に分かれています。 2年次から文系・理系に分かれ、3年次にはさらに理系が2系統に分かれます。 ・多様な進路希望に対応するため、幅広い選択科目が用意されています。 週当たり31単位の授業を実施し、学力向上を図ります。

体育科

体育科は、体育・スポーツの専門教育を提供しています。 2年次からは興味関心に応じた類型選択が可能です。 体育科専門科目には、スキーバッヂテストやスクーバダイビングの資格取得が含まれます。 週当たり31単位の授業に加え、野外活動実習も行われます。

各学科の特徴とカリキュラム

普通科の特徴は、多様化する大学入試に対応するための幅広い科目選択と、部活動との両立を図る教育課程です。
体育科の特徴は、理論と実践を融合させた高度な学びを提供し、体育・スポーツの専門家としての資質・能力を育成することです。
・普通科では、2年次から文系・理系に分かれ、3年次にはさらに細分化されます。
・体育科では、1年次は全科目必修で、2年次からはⅠ型またはⅡ型を選択し、3年次には3つのモデルコースから選択します。

大宮東高校の卒業後の進路

【進学先の傾向】

進学先の傾向 ・大宮東高校の進学先は、体育・スポーツ系学部が多くを占めています。 ・その他の進学先としては、看護・医療・栄養系、公務員(警察官、消防官、自衛官)などが多いです。
指定校推薦や総合型選抜、スポーツ推薦を活用して難関大学への進学を目指す生徒も多く見られます。

【大学合格実績 】

大宮東高校の大学進学希望者のうち、97.6%が現役で大学に進学しています。 主な合格先には、日本大学、国士舘大学、神奈川大学、駒澤大学、日本体育大学などがあります。 体育・スポーツ系学部への進学者が多く、日本体育大学、国際武道大学、国士舘大学、東海大学などに合計29名が進学しました。 看護・医療・栄養系への進学者は大学20名、短大1名、専門学校30名の計51名です。

スポーツでの実績を使ったAO入試での合格者が多い傾向にあります。
国士館、日体大への進学は特にその割合が高い印象です。

【進路指導の取り組み】

大宮東高校では、1年生から段階を踏んだ丁寧な進路指導を行っています。
志望理由書、小論文、面接などへのきめ細かい個別対応を行い、ことば力強化のためにリテラス論理言語力検定を全員が受験します。
基礎学力テスト「高校生のための学びの基礎診断」の実施、ポートフォリオ評価への対応、英検、漢検などの検定試験の受験も積極的に行っています。

大宮東高校の学校生活

校則と学校行事

校則は服装や髪型に関する規定が厳しく、男子は短髪、女子は髪を染めることが禁止されています。
携帯電話の持ち込みは許可されていますが、校内での使用は原則禁止です。
年間行事には、文化祭(青龍祭)、体育祭、修学旅行、芸術鑑賞会があります。
特に体育科の生徒は、野外活動やスポーツ文化講演会など、体育に関連する行事が多くあります。

制服と設備

男子の制服はブラックの学ラン、女子はネイビーブレザーとグレーのスカートです。
校内には、野球場、陸上フィールド、ソフトボール場、サッカー場、プール、弓道場、テニスコートなどのスポーツ施設が充実しています。

大宮東高校の魅力と課題

学校の強み

部活動の充実:大宮東高校は運動部が非常に活発で、特に野球部やサッカー部が強いとされています。全国大会に出場する部もあり、生徒たちは高いレベルでの競技を経験できます。
体育科の存在:公立高校としては珍しく、体育科を設置している点が大きな魅力です。体育科では、専門的な体育教育を受けることができ、スポーツに特化したカリキュラムが組まれています。
進路指導の充実:進路指導が手厚く、生徒一人ひとりに対して的確なアドバイスが行われます。進学だけでなく、就職に向けたサポートも充実しています。

改善点と課題

校則の厳しさ:校則が非常に厳しいという意見が多く、特に髪型や服装に関する規定が厳しいです。これにより、生徒たちが自由に自己表現することが難しいと感じることがあります。
いじめの問題:いじめが完全に解消されていないという報告があります。特に、教師がいじめの問題に対して適切に対応できていないという意見も見られます。
設備の老朽化:スポーツ施設は充実していますが、設備の古さやメンテナンスの不足を指摘する声もあります。特に、教室や図書館などの一般的な設備に対する改善が求められています。
部活動間の温度差:部活動が盛んな一方で、部活動に参加していない生徒との間に温度差が生じることがあります。これにより、学校行事などでの一体感が欠けることがあるとされています。

大宮東高校の部活動

運動部の紹介

野球部:全国大会出場経験があり、特に1990年の夏の甲子園に出場しました。
サッカー部:インターハイに7回出場し、最高成績は準優勝です。
体操部:インターハイに23回出場し、全国大会でも好成績を収めています。
バドミントン部:全国高等学校総合体育大会で女子シングルス優勝、女子ダブルス準優勝の実績があります。
男子バスケットボール部:全国大会に10回出場しています。
水泳部:インターハイに20回出場しています。

文化部の紹介

書道部:全国大会で第4席を獲得するなど、優れた実績を持っています。
ソングリーディング部:全国大会に出場し、関東大会でも優勝・準優勝の実績があります。
吹奏楽部:地域のイベントや学校行事での演奏活動が盛んです。
美術部:県内のコンクールで入賞するなど、創作活動が活発です。
茶道部:日本の伝統文化を学び、地域のイベントで茶会を開くなどの活動を行っています12。


参考資料:大宮東高校ホームページ
https://omiyasyogyo-ch.spec.ed.jp/

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